設立の動機
戦後70年を迎え日本社会はめまぐるしい発展を遂げて来ました。
科学や経済の発展は人々の暮らしをより豊かにし巷には物やサービスが溢れています。
但しそうした利便性による弊害が現代の日本には蔓延しているような気がします。
急速な情報化社会の推進によるストレスの蓄積・精神疾患・自殺者の増加や引きこもり・いじめ問題 等々…数え上げればきりがありません。利己主義の台頭やマナーの低下…若者のみならず中高年世代にまで及ぶ、ゲームやデジタル依存病・劣悪なアニメやコミックといった軽薄文化への傾倒…
日本人は本当の意味で「豊」になったのでしょうか…?知らず知らずの内に何か大事なものを失ってしまったのではないでしょうか…? 私は永らく近年の日本にそういった憂いを感じ続けてきました。
そんな折、私は福祉関連の業務に携わりながらお客様である高齢者の方々と接する中で、次第にその方々の生まれ育った大戦以前の時代へ関心が高まりました。
敗戦を機に大きく変貌した日本人の概念…
このまま全世界の潮流であるグローバル化の波に、本来の日本の文化や伝統が飲み込まれるのを黙って見過ごしていいのだろうか…
「だったら当時の日本を再生して永遠に保存すればいい…」
それが100年村を作ろうと思ったきっかけです。
最後に誤解を承知で申し上げれば、私が残したいものは歴史や文化ではありません。
日本人の魂の根底に宿る その悲しいまでの大和の心であります。
発起人 プロフィール
氏名:松下正宏
年齢:1959年生まれ 61歳
職業:株式会社ベルサポ 代表取締役 http://berusapo.jp/
略歴:熊本県天草市出身
九州産業大学芸術学部美術科 卒業
画材・デザイン用品の総合メーカー勤務
官公庁関連の専門商社勤務(専属は防衛省)
平成26年4月 高齢者を中心とした旅行困難者・弱者を
対象とした送迎サービス「株式会社ベルサポ」を設立